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日蓮宗のご祈祷・お祓い

 日蓮宗の祈祷では、天部の神々を重視します。
  特に重要なのが、鬼子母神と十羅刹女です。この女神は、法華経の文中に登場する 神です。この神々は「法華経を読誦し、受持する者を守り、災いを取り去り、法華経の行者に危害を加える者を罰する」と誓っています。
  事実、鬼子母神は子供やお産の守り神として有名ですが、日蓮宗の祈祷では恐ろしい憤怒像で表現されており、破邪調伏に拝されるのです。同様に、法華経に登場する天部の神々は、いずれも崇拝の対象になります。八大龍王、大黒天、帝釈天、四天王、摩利支天なども重要です。また、神道の神が取り込まれた法華三十番神もあります。これは、神道の神々が交代制で法華経の行者を守ると言う思想です。法華経で、神々が法華経の行者を守護すると誓ったのだから、日本の神々とて例外ではないのです。
  三十柱の神々から成りたちますが、七面天女も重要で、身延山の守護神にして女人救済とも大きく関わります。

 

日蓮宗の具体的な祈祷法について
 
  加持祈祷には、天部の神々に法楽を捧げ、その功徳を受ける「法楽加持」。
  国家の安穏と五穀豊穣を祈る「祈念加持」。
  病を癒す「当病加持」。
  悪霊祓いの「調べ加持」など様々です。
  そして、こうした祈祷の効験の現れ方を「顕祈顕応」、「顕祈冥応」、「冥祈顕応」、「冥祈冥応」の4つに分類しています。

  「顕祈顕応」は祈祷を行い、その効験が目に見える形で現れることです。
  「顕祈冥応」は祈祷を行ったが、その効験は目に見えない別の形で現れることです。
  「冥祈顕応」は、特に祈祷はしないが、普段の法華経への帰依の功徳により効験が現れることです。
  「冥祈冥応」は祈らないが、普段の法華経への帰依の功徳により、目に見えない効験があることです。
  とにかく、法華経への帰依と効験が、その全てというわけです。

 日蓮宗の祈祷で重要なのが「五段祈祷法」です。
  人間の障害には、肉体的要因と霊的要因があります。霊的要因には5つあり、これを「五段階」に分類しています。
  @死霊段、A生霊段、狐などの動物によるB野狐段、C疫神段、D呪詛段などです。

 

 行者は結跏趺坐し雑念を払い、大慈悲心を起こして、仏天に加護を祈り、一心に法華経を読みます。そして、憑き物の正体を探り、その憑き物に道理を悟らせ、成仏させます。
  悪霊を追い払うのではなく、その霊を説得し、清め、より高いところへと導くわけです。

 祈祷には他にも「早九字切り」という重要な祈祷もあります。
  密教と同様の形式で「臨兵闘者皆陣列在前」の代りに「妙法蓮華序品第一」と唱えるものです。漢字の「妙」の字を描く形式、また「妙法蓮華経呪詛毒薬」や「令百由句内無諸衰患」と唱えながら独自の形式のものなど種類があります。

 また、霊符にも独自の体系があります。
  その多くは「南無妙法蓮華経」の題目を書いたもの、法華経に登場する天部の神々の御守り札などです。
  日蓮宗の祈祷では、お札はそれを服用して用いたり、張るなどして用いるものの2 種類があります。 
  これらの護符を書くには、墨ではなく紅を使い、水は日の出の聞耳の方位から汲み 一度仏前にそなえなければならないとか、書くときは法華経の普賢品を唱えることなど独自の決まりがあります。 
   ※現在は、服用するにも、服用しても安全な墨、紙などの入手が困難だったり、神社、寺院などで霊符を貼ったりするのは 難しくなっておりますので、臥龍院では身に付けたり、鞄などに付けたりでき
るように携帯できる「お守り木札」をご用 意しております。

 また、「諸事呪符大事」には、独自の体系を持った護符があります。これは「鬼字」を用いたもので、「鬼」の字の上の点を取り除き、これを漢字のニョウとし、目的に応じて様々な漢字を作ります。例えば、「鬼」のニョウに、「命」のツクリを加えて作った文字は「長寿」の護符となります。同様に「還」を組み合わせると、それは呪詛の打ち返しになります。ただ、これらは紙に書くのではなく、木剣や指でもって宙に描きます。

 さらに「吹加持」というのもある。
  これは病人の患部に息を吹きかけることによって、それを癒すという方法です。

 加持祈祷をご希望の方へ

 完全予約となりますので、必ず事前に、電話、メール、FAX、フォームのいずれかでお申し込み下さい。
  当院より、ご希望の日時に、ご希望の方法にてご連絡をさせていただきます。
  相談は無料ですが、加持祈祷料は5万円となります。